ヒズミドコロ

女児アニメを愛する室内型サイクリストの日常

2022富士ヒルクライム主催者選抜⇨そして振り出しへ

 

2022富士ヒルクライム

主催者選抜にて出走してきました

 

ありがたいことに今年も選抜に選ばれ

国内プロ、宇宙人レベルの国内トップホビーレーサー達と一緒に

スタートだけはできる権利

 

富士ヒルクライムを目標にトレーニングをしてきている自分としては

夢のような権利

 

そんな心躍る個人的トップヒルクライムレース

 

心配された天気は駐車場の開場とともに止み

路面はウエットなものの、寒すぎない気温と相まって悪くない状況

風の方はどうやら北風

例年と違って3合目付近まで追い風かもしれないという情報

 

これは好タイムが期待される

 

スタートラインに集合し

レース常連のメンバーと談笑しつつ

去年程緊張もなくスタート1分前

 

年始から足の指を骨折し

モチベーションもダウン

ここ一ヶ月くらいで慌てて仕上げたこの状況

体重は去年と同等

パワーは思った程落ちていないはず

 

後は走り方を守って走り切るのみ

 

号砲と同時に

ぐわっとスタート

 

計測地点までの移動

去年より速い気がするプロが先頭だからだろうか?

 

スタートラインを抜けて

お見合いの間も無く…

一気に伸びる集団

 

戦う選手が飛び出していく

自分はこの戦いには乗れる実力は無いので

マイペースを貫く

 

料金所までに既に一人旅

 

あれ?

 

去年はこの辺で既にマイペース組がいたはずだけど

今年はいないようだ

 

焦っても遅い

こぼれ落ちる選手を集めて集団を形成して走らなければ

 

パワーはこれまでのデータからave280w位を目指して踏みすぎず

初めちょろちょろ作戦

 

1号目下駐車場までに

数名パスした

 

その中で付いてきたのは1人

え?1人?

 

神奈川大学の選手

どういうタイプの選手かわからないけど

後ろにつかせてもらい

ツキイチ太郎

 

しばらくして300番台の選手が上がってくる

あれ?後ろにそんな選手いたかな?

後で確認したら招待選手のプロの方だった

 

流石プロ

淡々とペース一定

合わせて3人になる

この時点で2合目付近

絶望的な集団の少なさ

 

一向に他の選手が落ちてこない

それだけレベルが高いってことか

 

ウェーブスタートの選手も上がってくる気配もないので

3人で進む

ツキイチ太郎

 

気がついたら神奈川大学の選手はいなくなっていて

2人に

終わった

ぎりぎりアベレージを刻んで走っていたが

 

毎年恒例4合目下の駐車場付近で一気に限界が来る

突然力が入らなくなる

気圧のせい?と思ったが

完全にすっからかんでこりゃ無理なダイエットで全くエネルギーが貯められなかったんだ

っと気がついた時には遅し

 

招待選手は淡々と走っているはずなのに

ペースが上がったような辛さが襲ってきて

 

4合目したから一人旅

毎年恒例

 

この時点でタイムは絶望的

いや、スタートしてから既に絶望的だったか

 

すっからかん

230wを出すのが精一杯

 

頭はクラクラするし

戦う気力も起きない

 

ラスト平坦手前の直登でウェーブトップの選手が上がっていく

それに乗れない

 

平坦に入っても1人

そして向かい風

今年の風は条件いいんじゃなかったのか??

ずっと向かい風だった気がする

 

ラストの直登でさらに後続に抜かれる

 

サイコンを見る

1時間13分!?!?!?!

 

はぁ????

シルバーぎりぎりなの??俺??

 

やばい!っと思っても力が出ず

 

力が出ない!!!

 

って言葉だけは出た

 

ラストのラストで1人まくれそうで

底力で抜いてゴール

 

ゴールした瞬間目の前が真っ白になって

ぶっ倒れるかと思った

こんな感覚も初めて

完全にエネルギー切れ

 

タイムは

 

1時間

 

 

15分5秒

 

 

 

まさか

 

 

まさかの

 

 

6年前にやらかしたタイムと同タイム

 

 

 

あまりの結果に

 

 

完全に無になる

 

 

 

俺って

 

こんななの??

 

 

どんなに失敗しても1時間10分位かそれ以内だと思っていたから…

 

まさかのブロンズランクへ降格

 

 

あまりの結果に

 

ガッカリ

 

って言葉すら浮かばない位

無になってた

 

 

既にゴールしていたY氏にタイムを告げると

 

悪くても10分だと思っていた

っと同じ感想だった

 

 

周りのタイムを聞くと

今年はどうしたわけかタイムを落としている選手が多数だった

 

集団効果はほんと絶大なのに

その集団が無かった

 

スタートから付いていくことはできないしても

付いていく努力というか

勝負はすべきだった

 

なんて

たらればの考えばかり浮かぶ

 

ほんと無で

 

下山して

周りに軽く挨拶して帰宅

 

リザルトを改めて見て

また無

 

感情が出ない

悔しい

って言葉には出るんだけど

 

心の中から湧き上がるような感情というか

エネルギーが出ない

 

少し寝て

また起きて

タイムを思い出して

 

感情が出ない

 

レーニング不足と

何度も失敗していた急なダイエットのエネルギー不足

ワンチャン軽さにかけて失敗

 

無で無で無で

 

衰えた自分が許せなくて

 

自分の甘さが許せなくて

 

また取り戻せるか不安で

どうしたら取り戻せるか考えて

 

やっぱり近道はなく

また同じ事を積み重ねていくしかないんだな

と思い

 

再出発だと思って

この油断と甘さがあったから

レーニングに打ち込むモチベーションが湧いてきたと思うことにして

 

次のヒルクライムに結果を出してやるぞ!

 

って気持ちを新たに走り出します

 

一緒に練習してくれた仲間やアドバイスしてくれる諸先輩方に

いい結果を伝えられるように

最高の走りができた!

って頂上で泣けるように

 

頑張るから

 

富士ヒルクライム 主催者選抜

ありがとうございました

このブログを書いている今も感情が無になったり

手が震えたりしています

これまでのヒルクライムレースで一番の収穫があったレースでした

来年も選ばれるよう

残りのヒルクライムで結果を出せるよう頑張ります