ヒズミドコロ

女児アニメを愛する室内型サイクリストの日常

2021 Mt.富士ヒルクライムに主催者選抜で参加してきた

 

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いよいよ本番

2021 Mt.富士ヒルクライムが始まる

 

www.fujihc.jp

 

3時前に起きて体重測定

65.5kg・・・増えてるけど、出すものだしてないし

パワー付いたと思えばOK

 

レース準備をしながら朝食

 

スローバー

あんぱん

カロリーメイト2切

 

この他、きんつばも用意したけど

結局食べなかった

 

準備しながら今回初投入のAirFitを使用してみる

心拍バンドがいらないアレだ

www.airfit.cc

 

会場に着くまであれこれ試してみたけど反応せず

事前情報だと、何度か試して貼り方を工夫しないといけないらしい

 

実戦でいきなり初機材はだめだね

結局テープを3枚ほどダメにして

何となく心拍を拾うようになった

でも、結果的に走ってる最中に拾わなくなったりしてダメでした

もう少し工夫が必要かな

 

 

 

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使用機材はIZALCO MAX DISC

ホイールはCOG’sのオリジナル軽量ホイール

ボトルケージはどっちもはずした

前にも書いたけど、いつもの筑波山練習仕様そのまま

なので乗りなれてるので何ら心配もないし扱い方もわかっている

これ重要

 

重量はボトルゲージ外した分位軽くなってるだろうけど

7.4kgを切ることはなさそう

やはりステムが超重量級なので・・・いつか交換したい

 

車で移動する事10数分

駐車場がドギーパークだったのでスタート会場近め

 

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ローラーでアップをするんだけど

負荷が軽すぎて回り切ってしまって

流すのみ

調子はGOOD

痛い所が見当たらないし、気分も上々

 

流しだけではだめだなっと思い

片付けて

残り10分位は目の前の坂を登ったり

 

さぁてどこまで踏めるか

 

人気がずいぶんと少ないスタート会場につき

チーム員とだべったりY氏と少し話したり

Tom氏と話したり

ゴールドへのプレッシャーが・・・

 

ドキドキしてきたところで開会セレモニーが突然始まり

すぐにスタート準備へ

 

こえー・・・

 

近くにはIKD君の姿

箱根以来だけど、体がごつくなった・・・っというか体幹が厚くなった感じで凄い

 

嫌だなー嫌だなーっと話していると30秒前で

すぐにスタートの号砲が鳴る

 

始まってしまった

 

初めての主催者選抜・・・

スタートしてすぐにぶちあがるのかと思ったが

計測ポイントまではまったり進行

 

スタートしてしまったら一気に集中できて緊張とは別の感覚になる

 

計測マットを超えて本当のスタート

 

早速料金所までの登り

きつくなる予想をしていたが、意外とまったり??

 

え!このペース!うれしいかも!!!

 

なんて少しリラックスした瞬間

右の視界の恥から何やら高速で移動する物体

 

行ったよ!!行っちゃうよ!!!

 

っと言う声が周りから上がる

囲まれた選手の隙間から見えたのは

 

IKD君の姿・・・

 

え!?もう!?発射したの!?

 

カタパルトを加速する戦闘機のごとく

駆け上がっていく・・・

 

まずいよ!!行かれちゃうよ!!

 

っと言う誰かの声で集団内でもトップレベルの選手たちが追従

 

それを追うように集団が動く

 

料金所を過ぎたあたりの話・・・

 

うそだろ!!!

 

集団に置いてかれないようにペースを上げていく

既に集団後方だ

いや、前方で戦えないのは分かっていたことなので

冷静に集団についていこう

 

上がる強度、しびれてくる足

強度が上がり続け終わりが見えない

 

もうすぐ

一合目下の駐車場だろうか

 

”まだ一合目下の駐車場で既に先頭は遥か彼方だった”

 

一合目下までもついていけないのかよ!!ばぐってんな・・・

 

っと前を見ると

 

 

高岡さんの背中・・・

 

数日前に尻もちついてしまったダメージなのか

なんでこんな場所に!?状態

 

高岡さん頑張ってください!

 

っと声をかけさせてもらい後ろにつく(後ろにつくんかい・・・)

 

一合目下駐車場を通過するあたりで高岡さんのペースについていけなくなり

後続の選手にDrop

 

高岡さんは一人淡々と気持ち悪い位一定ペースを刻んでいっているように見えた

 

そこからは千切れた選手、2,3名と序盤様子見してマイペースを刻む選手に抜かれたり

後ろにつかせてもらったりで苦しむ

 

最初にぶち上げすぎて息が続かない

足は痛くないけど力が入らない・・・高所のせい

 

2合目位までいいペースの選手についていたが

Drop

 

後ろの日本人2名、海外選手2名のグループへ

海外選手の方が抜きざまに親指を立ててくれて

思わず

 

Ride On・・・

 

っと言ってしまった

 

そこからは付一太郎

小柄な日本選手が勾配が高めのところを駆け抜け

傾斜が緩い区間は大柄な海外選手が生パワーでひく

 

ふとした緩い所で回復することができて

数秒前まで死にそうだったのに、数秒で回復するのなんなの・・・って感じだった

 

でもすぐ数秒で死にそうになったりして

生と死を行き来して疲弊

 

2合目中盤から向かい風が強く

ローハイトのホイールでもあおられるくらいの横風が吹くことも・・・

 

この区間、海外選手が生パワーで押し切り

前を見ると、千切れた選手が見えだす

ちらっと高岡さんの背中も見えて

 

もしかしたら届くのかもしれない・・・

 

なんて思ってしまった

 

3合目に差し掛かる所で

天照のジャージが見える

 

あれ?Y氏か!?

 

なんて思ったが

チェレステバイクでOgawaさんだと気づく

 

いや、このトレインに乗ってくるだろうし

心強すぎる・・・

 

そして集団は7名位に

 

これは決まってきた・・・

 

4合目下駐車場に向けて勾配が緩くなりつつも爆風向かい風

ここをOgawaさんが見事に統率を取ってくれて

指示を出してくれる

 

海外選手も

 

O CHI TSU I TE

 

と走りを指示

やば

楽しい(辛すぎて白目向いてたけど)

 

自分はというと虫の息で

 

ごめん!引けないかも!!

 

っとだけ情けなく言い

ちょろっと前出たら下がるを繰り返す

 

ただこのトレインのスピード感が中々で

最後まで乗れれば悪くないはず!!っと思った

 

4合目下駐車場

ヘアピンを折り返すと

 

毎年恒例の爆風追い風

マシンが勝手に加速する

 

ここで集団が一列で加速

 

加速加速で

勾配がついてきたあたりで、スピードに乗れず集団後方にDrop

 

まずい

っと思った

足は動かない

息が辛くてたまらない

 

自転車にして1台分の差が詰められない

 

それが2台分に開いて

おわった・・・

 

っと諦めつつも

この後一人で独走になる位ならと

ひともがきすると

 

丁度傾斜が緩んだところで最後尾に接続

 

けど、すぐに斜度が上がるのが見えていたので

これ以上は踏めず・・・

 

千切れる

山岳スプリットの計測開始手前

 

畜生

 

って声だけは出た

 

そこからは一人

目の前で離れていく集団を羨む様に見るだけ

 

独走になってからダンシングをすると

右脹脛がつる

これはアウト

 

すぐにシッティング

後を引くつりじゃなくて助かる

シッティングだと何ともないので

 

座りっぱなしで行くことに

ひたすら自分の息の音だけを聞きながら

残り4.5㎞程を走る

 

平坦手前の直登

ちょろっと上の方に集団が見えただけ

 

一人登る

昔は斜度に絶望したもんだけど

今はそんな脅威を感じない

ただ力が入らない

 

平坦に入りアウターへ

一人平坦を伏せて走る

諦めてはいけない

ここまでのトレインで結構ペースは良かった感触なので

諦めてはいけない気がした

 

平坦も誰もいないので

黙々と伏せて最後に備える

 

う回路を通り過ぎてラストの直登へ

 

視覚的絶望は無い

後は力いっぱい踏み込むだけ

 

ここでハンドルからカメラの電池が切れた音

まじか・・・電池持たなかった・・・

 

地味に気を取られつつ

踏み込んで踏み込んで

 

後ろから気配を感じたところでゴール

 

直後にMIVROの選手に捲られる

選抜かな?危なかった

誰もいないと思ったんだけど・・・後ろのウェーブのトップだろうか

 

サイコンのラップを押す

 

見えた数字は

 

1:08:08

 

はぁ!!!!

 

っと声が出てしまった

 

ベストより30秒位遅い

 

実は6分台位かな??っとも思ってたんだけど・・・

 

残り4.5㎞の単独がだめだったか・・・

 

タイム見てどう思うかなーって自分が居たんだけど

意外と落ち込みは少ない

 

ツキイチばかりだったけど調子を整えて走れたことと

辛いながらも以前とは違う感触もあったから

 

2018年の67分台がベストなんだけど

あの年は追い風だった記憶

それに集団も大きくて安定感あった

 

やっぱり自分の富士ヒルはめぐり合わせに左右されてるんだな

 

そう感じた

 

 

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ゴール後、Ogawaさんにタイムを尋ねると

6分台かな?って返事だったので

あのトレインで6分か・・・っとゴールド獲得への難易度をリアルに感じることができた

 

主催者選抜を走って感じたのはそれにつきる

いや、本来選抜はバチバチのbattleができる選手の集いなんだけど・・・

 

来年は選抜落ちだろうから

来年はウェーブ内でこの経験を生かそう

 

そして選抜スタートの自分以外のチーム員は当たり前のようにゴールド

 

そしてなにより・・・

 

スタートから発射していったIKD君が

後続と大差をつけて独走優勝

 

その上コースレコード!!!!

 

 

なになに???漫画の主人公とかラノベの主人公か何かなの!?

 

タイムは56分台?。。。

 

言葉にできんよ・・・

 

 

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表彰式での姿になんだかおじさん感動しちゃって

すこしウルッと来ちゃったし

すげぇよ・・・すげぇとしか言葉が出ない・・・

 

他のメンバーとも今回の抱負やくやしさ喜びを共有することができて

普段はヴァーチャルでなんとなーく走ってるけど

こうやってチーム皆で感情を共有できるのは

素直にいいチームだな・・・って

 

そう思えたいいレースだった

 

と同時になぜか果てしなくレベル差をつけられている

Tachibana君にライバル認定されて

 

俺、何か気に障ることしたかな状態

 

ちょっと前までは体格も体重も同じくらいだったのでわからなくはないけど・・・

 

いやはや・・・待っててくださいよ

ライバルに相応しいフィジカルとボキャブラリーを身に着けて

その内追いつきますから!

 

その内ね

 

下山後、ZWCメンバーとチャンピオンのIKD氏を交えて

インタビューがあったのだが、今日はここまで

 

 

これからひとっぷろ浴びて

明るいうちからビールを飲めるだけ飲むぞ―――――!!!

 

 

やっぱり富士ヒルは俺の最高のモチベーションでしたーー!!

運営の方々、協賛企業の方々!

今年も最高でした!!

 

そしてこの日のために鍛錬してきたサイクリストの方々!

また来年、それぞれの目標を協力して攻略しましょう!!

 

ありがとうございました!

 

・2021 Mt.富士ヒルクライム 主催者選抜 1:08:07 ave276w 82rpm(心拍計測バグ)