ヒズミドコロ

女児アニメを愛する室内型サイクリストの日常

ビースト

 

本日はガーラスキー場で大人の大アスレチック大会

 

参加クラスは国内最高難易度のビースト

 

出走は出来るだけ早い時間が良かったのでエリートを選択

本来は順位を競うクラスだけど、自分は完走を目標に走る

 

朝、宿の中では自分だけがスタートが早い為

一人起きて寂しく準備をするんだろうな…

って思っていたけど

 

5時半前にみんな起きだす

早起きだね…

 

そこから準備を済ませて朝食

 

ランチパック一つと薄皮クリームパンを一袋

これだけしか入らなかった

大丈夫か?

 

アップがてら外を走るみんなに見送られて

会場イン

 

エリートに一緒に出走するフレンドと合流し

荷物をあずけて軽くアップ

 

天気は曇りで気温は落ち着いている

前日に降った雨のせいで路面は悪いかもしれないなー

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なんてスタートまで会場内でまったりして

外に出ると雨!

 

普通に降ってる

 

もう天気や路面を考えるのはやめた

 

100人いないくらいのエリート選手が集まる中

号砲

 

スタートしてすぐに直登

斜度にして15%以上はあるか??

そりゃスキー場だから斜度はきついか

 

この斜度が2㎞以上続く

200mも走らないうちに、関節への負荷を考えて歩く

周りも歩いている人ばかりだ

同じ完走目標だろうか?

 

ひたすら歩いてのぼる

途中から腰が猛烈に痛くなってくる

それを回避するため

背中を丸めてロードバイクを乗っているような姿勢になる

痛みが和らぐが、見た目が酷い

 

更には寒さの為か尿意を感じ始めて

この尿意と共に走る羽目に…

 

真っ白い霧の中、雨の中

ようやく斜度が落ち着き

一休みかと思ったら今度は山林の中へ…

トレイルランの始まり

 

路面はぬるぬるで草がある場所も湿って滑る滑る

滑らない様に手をつきながら登ったり下ったり

 

ようやく最初の障害物が見えてきたのが3㎞位だろうか?

 

そこからは滑る路面、滑る障害物に苦戦しながら

慎重にこなす

 

壁を越えたりくぐったりするのはまぁいい

金属製の手すりや雲梯は滑り過ぎてまったくつかめず…

 

落ちたら危険な障害物もあり

かなり慎重になった

 

ロープ系の障害物では無理だと思っていたものがこなせたが

そこで握力が終了

 

腕と手に全く感覚が無い

幸い登り下りで歩いたり走ったりする筋肉は問題ない様で

慎重に移動

 

下らされたら登らされる…

これは…自転車でやったthe peaksに似てる

とにかく心を無にして

 

負傷してしゃがみ込む人や

タブレットをのどに詰まらせて悶えてる人を横目に進む

 

周りの選手と励ましあって17㎞位だろうか

猛烈な空腹感と序盤からの尿意を抱えながら

段々とテンションが高くなってくる

こんなテンション久しぶり

最高にハイってやつだ

 

酷い路面や滑る障害物に悪態をつきながら

有刺鉄線を転がりクリアし、泥だらけになりながら

 

残り3㎞

障害物は3つ

 

ジュエルカンといって

透明なポリタンクに水がたっぷり入ったのを2つ持って

スキー場の坂を、リフトの支柱2本分往復する

まじ?

握力が赤ちゃんになっていたので

ポリタンクに手をひっかけるだけで精一杯

 

膝で押したり

どうにか持ち上げて一気に進んだり

ここだけで20分はハマったんじゃないか?

出来ないからとスキップやペナルティーが無いのだ

 

満身創痍でクリアして

少し休まるかと思ったら

今度は

 

握力だけで壁を横移動するオリンパスという障害物

 

もう無理

ここは壁を触っただけでペナルティがあったのでそれを受ける

 

続いて

 

回転するバーにぶら下がって進む障害物

こんなのぶら下がれるわけなくペナルティ

 

屈辱のペナルティ続きで

そこからまた登らされる

もうゴールなのは分かっていたので(真横がゴールだったから)

 

あぁまた登って

その分下ってくるんだよね!!

っと半分切れ気味で

 

足はまだ動くので最後の最後で転ばない様に慎重にこなして

 

ようやくゴール!!!!

感動も何もない!

 

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やっと終わった…

って気持ちがいっぱい

 

あれ?これもthe peaksに似てるな

 

タイムは5時間50分

完走できたのはよかったが

実は5時間半は切りたかったので残念

 

ジュエルカンが時間食い過ぎたか…

 

終わって泥を流して

他のみんなを待つ

一緒にスタートしたフレンドは

 

5㎞の部もエントリーしていたので

もう一度スタートしていったようだ…やばすぎでしょ

 

終わってみると前回のドイツ村の10㎞よりも疲労感は薄いのは

低い気温に助けられたっぽい

汗をほとんどかかなかったので体が攣る事もなく

割と快適に移動はできた

この辺の経験は自転車にいかしたいな…パフォーマンスダウン半端ないので

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5㎞の部をチームで出場しているフレンドたちのゴールを見届け

 

国内最高難易度のイベントが終わった

今年は路面のひどさもあって更に難易度は高かったそうな

そりゃそうだ

 

これ以上の難易度が無い安心感?と

もう二度とやらないという気持ちと

楽しかったー!っていう気持ちがぐちゃぐちゃになって

 

徐々に襲ってくる疲労感と筋肉痛のなか

 

やっぱり運動って楽しいな

っと思うのだった

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皆さんも興味があれば是非参加してみてね

運動に自信が無くてもチームで複数人ならクリアは出来ると思います

 

spartanracejapan.jp