ヒズミドコロ

女児アニメを愛する室内型サイクリストの日常

アンリミテッド

 

 

 

本日はAM仕事

天気も良くて実走出来たらしたいなぁっと思っていたが

PMから用事もあったので断念

 

ローラーのモチベーションが非常に低くなっていて

季節の変わり目のせいか、とても怠くて仕方がない

 

S1000RRの不具合の話になります

 

 

極上車で低額購入できたS1000RR

 

どこを見てもキレイで

走りも申し分ない

サスペンションもしっかりと動くし

何の不安もなかったが

 

一点

 

非常に気がかりな問題があったのだ

それはと言うと

 

まずはとあるパーツを取り付けた事で発覚

 

 

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シート下のとある場所に

 

 

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赤い物を取り付ける

 

こちら、コーディングプラグというものでして

 

S1000RRには走行シーン別に出力特性を変えられるモードが付いているんです

 

・RAIN

・SPORTS

・RACE

 

と国内では3つのモードが用意

 

読んで字のごとくの特性になっていて

アクセルの付き具合だったり電子制御の介入の具合が変わっていく

 

最も過激なRACEモードでは

とっても過激な臨死体験を味わえる

 

しかし

 

S1000RRには更に隠されたモードが存在するのである(別に隠してないけど)

 

それはRACEモードよりも上の

 

 

SLICK

 

 

っと言うモード

このモードは、プロダクションタイヤ装着を前提に完全にサーキットに的を絞ったモード

 

レース用タイヤ装着を見込んでのセッティングで

かつ、サーキットの様な路面がキレイな場所でポテンシャルを発揮できるモードなのね

 

このモードでは電子制御の介入も薄く、ほとんどがライダーの操作に委ねられる

そして最高出力も193馬力へと200馬力に迫るまで開放される(通常状態は156馬力)

 

あまりにも尖った使用用途なので、国内では選択不可

 

なのだが

 

サーキット前提であれば選択することが可能なのである(ありがとうBMW

 

方法は簡単

 

・ディーラーにて規約書にサインをしてコーディングプラグを入手し装着

・ウインカー、ナンバープレートを取り外す

 

それだけ

そのやり方は説明書にも書いてあって

S1000RRがリアルサーキットレーサーである事がうかがえる

 

んで、冒頭の写真

 

早速プラグを入手して取り付け

 

保安部品をサクッと外して

 

キーをオン!

 

 

メーターが立ち上がり

 

モードセレクト!

 

 

そこには

 

SLICK

 

の文字が

 

 

無いのである

 

 

 

あれ?何か外し忘れた物があったかな?

 

っとあれこれ点検

 

特に忘れもなく

しっかりと取説通りである

 

しかし、何度やってもSLICKの文字は出ず

 

プラグがおかしいのかと、抵抗を測るとしっかりと動作しているようだ

 

これは嫌な前兆なのかなぁっと不安になり

最寄りのBMWディーラーへ電話し相談

 

そんな筈はないんだけどなぁ

 

っと言った回答で、一度見せに行くことに

丁度、ほかの場所も問題がないか点検してもらいたかったし・・・

 

まさかこんな簡単な作業で躓くとは思わなかったので

非常に不安

 

 

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で、やってきたのはモトラッド水戸

 

お店の診断機で点検してもらい

 

すぐ解決

 

 

に思われたが・・・

 

 

1時間経っても終わる様子はなく

 

 

暫くして、メカニックから説明を受ける

 

 

ちょっとすぐには原因分からなそう

だって

 

あまりにも低走行で奇麗なので

 

配線が腐ってしまっていたり、カビてしまって居ることもあるんだとか・・・

 

購入経路を伝えると

 

2個一3個一の個体も出回っていたりしますからねぇ・・・

 

っと不安になる一言

 

まぁ購入時についてきたディーラーの点検記録簿には

別のBMWディーラーでずっと点検された記録が残っていたので

それは無いはずなんだけども

 

ひとまずわからずで、一度バイクを預ける事に

最悪コンピュータの交換になるかもしれないので見積もりを貰うと

 

作業込みで20万近い金額

分かっちゃいたけど、部品代がとにかく高い!!(工賃は想定内だった)

 

でも普通に走れているのでコンピュータは最悪のケースだろうともいわれたので

交換にならないことを祈って帰路へ・・・

 

 

それから数日

 

 

本日お店へS1000RRを引き取りに

 

結果

 

 

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無事、コンピュータを交換することなくSLICKが出るようになりました

 

よかった・・・ほんとよかった・・・

点検代も事前に聞いていた金額より全然安くて

 

コンピュータのリセットの工賃のみ(約1万円)

 

リセットだけで一万かよ・・・って思うかもしれないが

専用の機械でしかできないので仕方ないし、リセット書き換えは通常やらないんだそうな・・・

 

リセット書き換えでダメだなら交換コース

ダメもとでやってみたらなおったとの事

 

ダメだったらどうするんだろ・・・って考えてしまったが

なおったからすべてよし!

 

恐らく、前オーナーもSLICKモードを出すためにあれこれやった様子で

何らかの不手際でコンピュータがおかしくなってしまったんじゃないか?って事でした

 

まぁSLICKでは公道走れないんで出なくてもいいんだけど

やっぱり気持ち悪かったので、なおってよかった

スッキリしました

 

これで何の不安なく乗る事が出来そう

 

走り出して何だか低回転のつきが良くなった気がするのは

書き換えたからだろうか??

 

とにかく帰り道は楽しかった

 

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公道では使えないんだけど

使えちゃうんだよなぁ・・・

 

走ってみて思ったのは

このモードは使えないわ・・・恐ろしすぎる

 

最新のリッターSSは当たり前のように200馬力を公道で乗れるように調教されているけど

 

この当時の200馬力はちょっと狂暴すぎる・・・

 

やっぱり自分はRAINが一番!

ラフな操作でOKだし、荒れた路面や滑りやすい路面でもトラコンが介入してくれて

安心感ある

かなりの安全よりみたいで、ガシガシトラコンのランプが点滅しているあたり

自分の操作で他のモードはまだまだ危なそうだ

 

って訳で不具合解消

アンリミテッドなS1000RRでの公道使用は

免許の点数と命がいくらあっても足りなさそうでした